突然鳴り響いた緊急地震速報。
次の瞬間、家全体が大きく揺れ始めました。
私は50歳の派遣社員として物流倉庫で働いていますが、その日はたまたま振替休日で自宅にいました。
一緒に暮らしている78歳の父と75歳の母も突然の揺れに驚き、不安そうな表情で立ち尽くしていました。
幸い、家族全員にけがはありませんでした。
しかし、揺れが収まったあとも心臓の鼓動はなかなか落ち着かず、「もし夜中だったら」「もし家具が倒れてきていたら」「もし父や母が一人だったら」と、いろいろなことが頭をよぎりました。
昨日の記事
▶熊本で震度7の大きな地震。震度5強の揺れを経験して改めて感じた日常のありがたさ
私は借金350万円を抱えています。
毎月の返済で生活は決して楽ではありません。
そのため、防災グッズは「いつか余裕ができたら買おう」と後回しにしていました。
ですが今回の地震で、その考えは間違っていたと痛感しました。
地震は、お金がある人にも、ない人にも、同じように突然やってきます。
そして実際に経験して分かったのは、防災は高価な非常食や高性能な防災用品を買うことだけではないということです。
今日からでも、お金をほとんどかけずに始められる備えはたくさんあります。
今回は、震度5強の揺れを経験した私が、「これはやっておけば良かった」「これだけでも安心につながる」と感じた防災対策を7つ紹介します。
防災は、お金よりも「普段の備え」が大切だった
今回の地震を経験して一番強く感じたことがあります。
それは、防災はお金ではなく、普段の行動で大きく変わるということです。
もちろん、防災リュックや保存食、ポータブル電源などがあれば安心です。
ですが、それらがなくても命を守れる行動は数多くあります。
家具の置き方。
家族との約束。
スマートフォンの充電。
避難場所の確認。
どれも数千円、数万円のお金をかけなくても始められるものばかりです。
借金がある私だからこそ、「お金がないから防災は無理」と諦めるのではなく、できることから始める大切さを実感しました。
① 家具の配置を見直す
地震が起きた瞬間、最初に頭をよぎったのは「家具は倒れてこないだろうか」ということでした。
普段は何も気にせず生活している本棚や食器棚も、大きな揺れでは一気に危険な存在になります。
特に寝室では、寝ている間に家具が倒れてきたら逃げることもできません。
今回の地震を経験してから、私は父と母の寝室も含めて家具の配置を見直しました。
大掛かりな工事をしたわけではありません。
倒れそうな家具の前で寝ないようにする。
避難するときに通る通路へ物を置かない。
重い物はできるだけ低い場所へ移動する。
それだけでも安心感は大きく変わりました。
「お金をかける前に、まず家の中を見渡す。」
これが私が最初に取り組んだ防災対策です。
② 枕元にスリッパを置いておく
今回の地震で意外と気づかなかったのが、「床を安全に歩けるとは限らない」ということでした。
もし窓ガラスが割れていたら。
食器が散乱していたら。
家具が倒れて細かい破片が落ちていたら。
裸足では安全に避難することはできません。
私は以前まで、寝室にスリッパを置く習慣はありませんでした。
ですが、今回の地震を経験してからは、すぐに履けるスリッパを枕元へ置くようにしました。
新しく買う必要はありません。
普段履いているスリッパを寝る前に置いておくだけでも十分です。
お金はほとんどかかりませんが、万が一のときには大きな違いになると思います。
③ スマートフォンは毎日充電しておく
今の時代、スマートフォンは連絡手段だけではありません。
地震情報や避難情報を確認したり、家族へ連絡したり、懐中電灯の代わりになったりと、災害時には欠かせない存在です。
私は普段、「まだ30%あるから大丈夫」と思って充電せずに寝る日もありました。
しかし今回の地震では、「もし停電していたら」と考えると不安になりました。
それ以来、夜はできるだけ充電してから寝るようにしています。
充電するだけなら、お金はかかりません。
ですが、安心感は以前とは比べものにならないほど大きくなりました。
④ 普段の買い物で少しだけ備える
防災というと、非常食や保存水を大量に買わなければならないと思っていました。
でも借金350万円の私には、一度に何万円も使う余裕はありません。
そこで始めたのが、「ローリングストック」です。
普段飲んでいる水を1本多く買う。
レトルトカレーや缶詰を少しだけ余分に置いておく。
食べたら、その分を次の買い物で補充する。
特別なことではありません。
普段の生活を少し変えるだけで、自然と備蓄が増えていきます。
「防災のためにお金を使う」のではなく、「普段の買い物を少し工夫する」。
この考え方なら、私でも無理なく続けられています。
⑤ 懐中電灯は「ある」だけでは意味がない
我が家にも懐中電灯はありました。
ですが、地震のあと確認してみると、「電池は大丈夫だろうか」「ちゃんと点灯するだろうか」と不安になりました。
いざというときに使えなければ、持っている意味はありません。
そこで、定期的に点灯するか確認し、予備の電池も一緒に保管するようにしました。
たった数分の確認ですが、災害時には安心につながります。
防災は、「持っていること」よりも「すぐ使える状態にしておくこと」が大切なのだと感じました。
⑥ 家族との連絡方法を決めておく
私は78歳の父と75歳の母と暮らしています。
今回は家族全員が家にいましたが、もし父が病院へ行っていたら。
私が仕事中だったら。
母が買い物へ出かけていたら。
そう考えると、「どこで合流するのか」「電話がつながらなかったらどうするのか」を決めていなかったことに気づきました。
地震のあと、家族で避難場所や連絡方法について話し合いました。
難しい話ではありません。
「連絡が取れなかったら○○へ行こう」
その約束をしておくだけでも、不安は少し軽くなると思います。
⑦ 避難場所まで実際に歩いてみる
避難所の場所は知っているつもりでした。
ですが、実際に歩いて行ったことはありませんでした。
昼と夜では見え方も違います。
雨の日や停電している夜なら、さらに状況は変わるでしょう。
私は今回をきっかけに、避難場所までの道を改めて確認しました。
危険な場所はないか。
高齢の父と母でも歩ける距離なのか。
実際に歩いてみると、新しい気づきがたくさんありました。
地図を見るだけでは分からないことも多いので、一度歩いてみることをおすすめします。
まとめ
今回の地震を経験して、私は「防災はお金がある人だけがするもの」という考えを改めました。
もちろん、防災グッズをそろえられれば安心です。
ですが、お金をかけなくても命を守るためにできることは数多くあります。
家具の配置を変えること。
スマートフォンを充電しておくこと。
家族と話し合うこと。
避難場所を確認すること。
どれも今日から始められることばかりです。
私は借金350万円を抱えています。
それでも、「何もしない」のと「一つだけでも備える」のでは、大きな違いがあると今回の地震で実感しました。
この記事を読んでくださった方も、ぜひ今日一つだけでも行動してみてください。
その小さな備えが、いつか自分や大切な家族の命を守ることにつながるかもしれません。


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