給料日まであと3日。
財布の中には、1,240円しかありません。
昨日の夜、寝る前に財布を開いて確認しました。
千円札が1枚。
100円玉が2枚。
10円玉が4枚。
全部合わせて1,240円。
「あと3日か……」
私は財布を閉じて、布団の横に置きました。
私は50歳の派遣社員です。
物流倉庫で働きながら、借金350万円を返済しています。
貯金は0円。
築50年以上の実家で、父と母と暮らしています。
給料日まであと3日。
普通の人なら、それほど長い期間ではないのかもしれません。
でも、財布に1,240円しかない私には、この3日間がとても長く感じます。
給料日前でお金がない50歳派遣社員|財布の残金は1,240円
朝、仕事へ行く前に財布を開きました。
昨日の夜に確認したばかりなのに、もう一度見てしまいます。
もちろん、お金が増えているはずはありません。
1,240円。
数字は変わっていませんでした。
「今日はいくらまで使えるだろう」
そんなことを考えます。
単純に3日で割れば、1日400円ほど。
でも、400円を毎日使うわけにはいきません。
突然、何か必要になるかもしれないからです。
車で通勤しているので、ガソリンのことも気になります。
仕事中に飲み物が足りなくなるかもしれません。
家で必要なものを買ってきてほしいと頼まれる可能性もあります。
財布に余裕がある人なら、気にしないような出費だと思います。
でも、今の私には100円も大きなお金です。
以前、**「50歳派遣社員。給料日前は財布の中身ばかり見ています」**という記事を書きました。
あの記事を書いた頃も、お金のことばかり考えていました。
そして今も、何も変わっていません。
むしろ今回は、財布の中にある金額をはっきり数えてしまったことで、余計に苦しくなりました。
あと3日。
1,240円。
頭の中で、その二つの数字を何度も繰り返していました。
借金350万円の50歳派遣社員はコンビニ代も節約しています
物流倉庫へ向かう途中、コンビニがあります。
毎朝、その前を通ります。
以前なら、何も考えずに寄ることもありました。
缶コーヒー。
おにぎり。
たまに菓子パン。
一回の買い物は500円にもなりません。
「このくらいならいいだろう」
ずっとそう思っていました。
でも、財布に1,240円しかないと話は変わります。
150円の飲み物を買えば、残りは1,090円。
300円使えば、940円。
頭の中で勝手に引き算が始まります。
今朝もコンビニの駐車場を見ながら、少しだけ迷いました。
コーヒーが飲みたい。
仕事前に何か甘いものを食べたい。
でも、そのまま通り過ぎました。
以前書いた**「50歳派遣社員。お金がないので外食をやめました|借金350万円、節約しか選べない現実」**でも、お金がないことで食べるものを我慢する生活について書きました。
外食をやめた。
コンビニにも寄らない。
飲み物は家から持っていく。
それでも、財布には1,240円しかありません。
「俺は一体、何のために働いているんだろう」
車を運転しながら、そんなことを考えてしまいました。
物流倉庫で働く50歳派遣社員でも給料日前はお金がありません
物流倉庫に着くと、いつものように仕事が始まりました。
荷物を運びます。
歩きます。
また荷物を運びます。
夏の倉庫は暑く、少し動いただけでも汗が出ます。
午前中だけで作業着の背中は汗で濡れていました。
これだけ働いているのに。
財布には1,240円。
その現実が、今日はいつも以上に頭から離れませんでした。
周りを見ると、同じ職場の人が自動販売機で飲み物を買っています。
ガコン。
ペットボトルが落ちる音が聞こえました。
たった160円くらいです。
でも私は、自分で持ってきた水筒を飲みました。
160円あれば、財布の中のお金の1割以上です。
そう考えると、自動販売機のボタンを押すことができません。
50歳になって、160円の飲み物を買うかどうかで悩む。
情けないと思います。
でも、これが今の私の生活です。
給料日前の残り3日を1,240円で乗り切る50歳派遣社員
昼休みになりました。
私はいつものように、一人で昼ご飯を食べました。
家から持ってきた弁当です。
豪華なものではありません。
ご飯と、昨日の残りのおかず。
それだけです。
以前、**「物流倉庫で働く50歳派遣社員。昼休みはいつも一人で過ごしています」**という記事にも書きましたが、私は昼休みをほとんど一人で過ごしています。
今日も周りの会話を聞きながら、黙って弁当を食べました。
そして、財布の1,240円をどう使うか考えていました。
今日と明日は、できれば0円。
最終日も、何もなければ0円。
そうすれば1,240円を残したまま給料日を迎えられます。
自分でも変な話だと思います。
お金がないから、財布のお金を使わない。
当たり前のことです。
でも、その1,240円は自由に使えるお金ではありません。
何かあったときのためのお金です。
車に何かあったら。
ガソリンが足りなくなったら。
父や母に急に何かを頼まれたら。
たぶん1,240円では、まともに対応できません。
それでも0円よりはマシです。
だから使えない。
財布にお金は入っているのに、使うことができません。
借金350万円を抱える50歳派遣社員は急な出費が怖い
昔は、急な出費をここまで怖いと思ったことはありませんでした。
数千円くらいなら、どうにかなる。
足りなければカードを使えばいい。
そんな感覚でした。
その結果が、借金350万円です。
今は違います。
車から変な音がすると不安になります。
スマホの調子が悪いと不安になります。
歯が少し痛むだけでも不安になります。
「いくらかかるんだろう」
最初に考えるのは、お金のことです。
父の介護が始まってからは、家のことでも急な出費を意識するようになりました。
以前書いた**「物流倉庫で働く50歳派遣社員。父の介護が始まり、老後が急に現実になりました」**でも触れましたが、私の両親も年を取りました。
父は78歳。
母は75歳です。
私だけの問題ではありません。
でも今の私には、家族を助けられるだけのお金がありません。
財布の中には1,240円。
借金は350万円。
もし今日、何かあったら。
そう考えると怖くなります。
給料日が来ても借金350万円の生活が苦しい理由
あと3日で給料日です。
給料が振り込まれれば、財布に1,240円しかない生活はいったん終わります。
口座の残高は増えます。
少しだけ安心すると思います。
でも、その安心は長く続きません。
借金の返済。
スマホ代。
車にかかるお金。
生活費。
必要なお金が次々と消えていきます。
そして、また給料日前になると財布を開きます。
「あといくらある」
「給料日まであと何日」
同じことを繰り返します。
以前、**「借金350万円の50歳派遣社員。毎月返済しても借金が減らない現実」**という記事を書きました。
毎月返済はしています。
働いてもいます。
それなのに、生活が前に進んでいる感じがしません。
給料日がゴールではありません。
次の給料日まで生きるためのスタートです。
そんな生活を、私は何年も続けています。
お金がない50歳派遣社員は財布の1,240円を使えませんでした
仕事が終わり、家に帰りました。
朝と同じコンビニの前を通りました。
少しだけ寄ろうかと思いました。
一日働いたので、甘いものでも買いたかった。
でも、寄りませんでした。
そのまま家に帰りました。
夜。
また財布を開きました。
千円札が1枚。
100円玉が2枚。
10円玉が4枚。
1,240円。
朝と同じです。
今日は1円も使いませんでした。
少し安心しました。
でも同時に、悲しくもなりました。
50歳。
物流倉庫の派遣社員。
借金350万円。
一日働いて、160円の飲み物を我慢して、財布の残金が減らなかったことに安心している。
これが今の私です。
給料日まで、あと2日。
明日もたぶん、朝起きたら財布を開くと思います。
そして1,240円を確認してから、物流倉庫へ向かいます。


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