50歳派遣社員にはボーナスがありません
6月になると、職場ではボーナスの話題で持ちきりになります。
「今年はいくらだった?」
「旅行でも行こうかな。」
「新しいスマホを買う。」
そんな会話を聞きながら、私は黙って荷物を運び続けています。
私は50歳の派遣社員です。
物流倉庫で働いていますが、ボーナスは一度もありません。
毎月決まった給料が振り込まれるだけです。
同じ仕事をしても社員と派遣社員では大きな差があります
最初の頃は悔しかったです。
同じ物流倉庫で働き、同じように汗を流しているのに、社員にはボーナスが支給され、派遣社員の私は何もありません。
「派遣だから仕方ない。」
その一言で片付けられる現実を、何度も受け入れてきました。
最初は納得できませんでした。
でも50歳になった今では、その悔しさにも少しずつ慣れてしまいました。
借金350万円。ボーナスがなくても生活は続きます
給料日は毎月やってきます。
手取りは17万円ほど。
そこから生活費を入れ、借金を返済し、車の維持費や光熱費を払えば、お金はほとんど残りません。
借金は350万円。
貯金は0円。
父は要介護で、母は75歳になった今でもパートへ出ています。
50歳にもなって親に心配をかけ続けている自分が、本当に情けなくなります。
夏のボーナスのニュースを見るたび苦しくなります
ニュースでは毎年、
「今年の夏のボーナスは平均○○万円」
という話題が流れます。
SNSを開けば、旅行、焼肉、家族旅行、高級ホテル…。
私は古い軽自動車で仕事へ向かい、仕事が終われば築50年以上の実家へ帰るだけです。
贅沢をしたいわけではありません。
旅行へ行きたいわけでもありません。
ただ一度くらい、
「ボーナスが入ったから安心できる。」
そんな気持ちを味わってみたかっただけです。
50歳になって思うこと
20代の頃は、
「いつか正社員になれる。」
30代では、
「まだ人生はやり直せる。」
40代では、
「もう少し頑張れば変われる。」
そう信じていました。
そして50歳。
結局、何も変わりませんでした。
それでも明日になれば、また物流倉庫へ向かいます。
借金は勝手には減りません。
生活も止まりません。
働かなければ、生きていけません。
ボーナスがない人生にも、もう慣れてしまいました
最近は、ボーナスを羨ましいと思う気持ちさえ薄れてきました。
諦めたのか。
慣れてしまったのか。
自分でも分かりません。
ただ一つ言えるのは、50歳まで生きてきて、「ボーナスがない人生」が当たり前になってしまったということです。
もしこの記事を読んでいるあなたも、同じように派遣社員として働き、ボーナスのない生活を送っているなら、きっとこの気持ちが少しは分かってもらえると思います。


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